何かが道をやってくる

管理人:平井宏樹

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『雪風』(曲)

www.youtube.com 日本のバンド、スピッツの曲。2016年発表の15枚目のオリジナルアルバム『醒めない』に収録。同バンド40枚目のシングル曲(こちらはアルバムの前年に発売)でもある。 正直、最初聴いたときからどことなく死に近い匂いを感じたが、テレビ東京…

『ブライトン街道にて』(原題:"On The Brighton Road")

イギリスの作家、リチャード・ミドルトン(Richard Middleton 1882-1911)に よる短編。原題は"On The Brighton Road"で、題訳は『幽霊船(魔法の本棚)』(訳:南條 竹則 国書刊行会)に拠る。ミドルトンの作品をまとめて読めるのは日本語では多分この短編…

屈葬

葬儀形態の一種。遺体の足を折り曲げた状態で埋葬を行うこと。 日本だと妙にメジャーな単語で、中学生でも知っているだろう。恐らく日本史を学ぶにあたり、かなり最初に知る言葉なのも関係しているかもしれない。 英語だとcrouched burialやflexed burialと…

『らくだ』(落語)

古典落語の演目の一つ。作者は上方の落語家、4代目桂文吾(1865-1915)。 とある長屋に住んでいた「らくだ」というあだ名の男が、フグを食って死んでしまう。兄貴分の「熊五郎」というあだ名の男がやってきて、彼の葬儀を執り行うため、彼にゆかりのある人…

『ハリーの災難』(原題:”The Trouble with Harry”)

1955年公開の、アルフレッド・ヒッチコック監督による映画作品。 「ハリー」は中心人物なのだが、映画の最初から最後まで死んでいる。遺体が主人公の作品である。 村の一角で少年が遺体を目撃するところから物語は始まり、彼を殺した心あたりのある人々が、…